ドイツ旅行記ーレンタカー

アウトバーンを走るまで

レンタカーを借りるかどうか迷った件 -かなり長い前置き

 「車を借りてドイツのアウトバーンを走る」

30年前にドイツに行く時に学んだアウトーバーン。最高200km出せる。
一回やってみたい?いや、学生の時は免許も無かったし、そんなこと
思う訳ないんです。そんな夢、だれか他の人の夢です。
でも、大学院のときの指導教官にドイツのアウトバーンの話を嬉しそうに
語る方があったんですよね。
そのお話だけはちょっと魅力的だったのです。どんなふうなのかな?と。

それは、フィンランドに行って、オーロラを見たい、というくらいの、
別に見えるかどうかよりも、現地に行ってみたい、かも?
というくらいのあやふやな、夢、というのも、おこがましいものでした。

車の運転についての執着はつまり、それくらい薄いものでした。

でも、わたしはタオライアーの産みの親のレーマンさんの工房を訪ねたい!
という気持ちがあり、事前にメールを出してアポイントメントを取っていました。
でも、日本に来られる直前だし、事情はいつ変わるとも分からないとも思って
いました。
更には親切にもレーマンさんのお家の近くのホテルまで予約してもらっていたのです。
そこで楽器作りの体験のお約束もさせていただいてましたし、
魔術師と言われるレーマンさんの、工房(お宅)訪問は、その謎に触れる旅(!)
である予感がしていたので、無理、といわれなければ、ぜひ、伺いたい!と
思っていました。それで下手なドイツ語でやり取りをしてたのです。

メールでのやり取りのさいに、レーマンさんから
「ここに来たいんだったら、もうレンタカーは借りたかい?」と聞かれてました。
「このあたりの人は、バスも電車も使わないから、便利がひどく悪い。」と。

 いろいろしらべて、チューリヒからレンタカーを借りることにして予約をしていました。
今回のドイツでの研修は、一週間。その後、さらに一週間残り、レーマンさんの工房を
訪ねることがメインでいましたら、ご縁で、ニースさんの工房、さらには、バーゼルの
ゲーテアヌムを訪ねる、という計画が起こりました。
(ドイツ研修の件、ゲーテアヌムの件は、別記事でアップします。時系列は前後しますが。)


9月2日 羽田からチューリヒに着いた、初日
18:00から集合していましたが、飛行機の遅延のため19:00近くにやっと出発。
チューリヒ空港からユーバーリンゲンまで貸切バスで移動して2時間弱。

高速道路と山道。センターラインはあったのでしょうが。
雨の中の山道。
バスの運転手さんはとても気さくで道々ガイドなどしてくださいましたが、
スイスの高速道路は、第一印象最悪でした。
この道をわたしも走るのか?違う道であろうけれども。それはとても避けたい!
と感じました。

汽車ホテルに到着してから、同室の4人の中のお1人、バスに酔って、吐きそうという方もあり、
かなり具合悪い様子でした。

わたしは、ミニタオライアーを携えていたので、(レーマンさんに見てもらうつもりで!)
少し落ち着いたところで、その方の背中に当てて、奏でさせていただきました。気休めでも。
実際、タオライアーだったら、気分の悪い場合は、ほんとうにてき面によくなることが多いですから。
ミニタオはどうかな~なんせ、癒すパワーもミニだからな~と思っていましたが。
「こんな体験初めて!おかげでだいぶ吐き気おさまりました。」
と感謝してくださいました。よかった!


その後も、たびたび、自分自身のためになどで、ミニタオライアーは
出没しておりましたが、大体はシルクに包まれておりました。

とにかくそんな山道。通りたくないです。なれない外国で、山道はいやだ~嫌ですよね。


車をレンタルした件

 

先に書いたとおり、日本で予約してありました。
グループ最終日は、6:30に汽車ホテルを出て、8:30チューリヒ空港でグループは解散
ということでしたので、同行して、チューリヒ空港で車を借りて、レーマンさん宅へ行く

そういう計画がいいのかな、と考えていました。その後、ナトゥラータという素敵な建物に泊まる
ことをレーマンさんにお薦めされていたので、予約して、その後に、もう一つのライアー工房を
訪ねて、チューリヒ空港へ車を返し、そして、バーゼルに移動して、ゲーテアヌムを見学するぞ、と
いう計画でした。

ですが、件の山道。チューリヒ空港からの高速道路はドイツのアウトバーンとは違う、とわたしは
感じたのでした。

日本と違って、右側通行の左ハンドル。
それにはすぐに慣れそうでしたが、雨の中の山道の高速道路。
考えただけで嫌な感じでした。
それで、チューリヒではなく、ユーバーリンゲンで借りれたら、いいなあと考えていました。

ユーバーリンゲンからレーマンさん宅へは56キロほどでした。そして50分ほどで着く、
とナビは言ってました。

研修のグループ中のこと、引率してくださった先生が、ロータリー(信号のかわりの交差点)の中で、
逆走した車が正面衝突する自己を目撃したと言うことで、蒼白で帰ってこられた後に、わたしの
グループ後の自由行動のさい、ぜひ車以外の移動手段を取ってくれ、と頼まれてしまいました。

わたしたちの移動で万一のことがあったら、と思うと、先生もご心配ですよね、と納得し、
しらべてみたのですが、車で50分のレーマンさん宅まで、電車とバスを乗り継ぐと、
4回乗り替えし、4時間以上かかるということが判明。これは確かに難しい。
乗り換えの駅も、隣接してるわけではなくて、徒歩数分などという。

WIFIの調子も悪く、日々がサバイバル!のようでもありました。
おおげさですが、生き残れてほんとうによかった!というくらいなのです。
日本では、ナビがどこへでも連れて行ってくれるので、日本から検索すれば、
ドイツ中どこへでも行けそうでした。
ところが、WIFIが調子悪いと、どこへもいけないのです、つまり。
というわけで、レンタカーにしましょう、となりました。その後、現地で予約しました。

実はここでも一波乱ありました。

グループの研修最終日、観光と自由行動の日でした。

インフォメーションに行けば、全部わかる。切符も買えるし、
ということで期待して行ったインフォメーションは、土曜日で、13:00まででした。

あろうことか!閉まってるし!

仕方ないので、EUROPCARに行って、直接予約するつもりで歩き始めました。道行く人に訊くと、

とても遠いので、バスでいかないと無理だと言われ、その時、またしてもWIFIが繋がらず。

電話も見当たらず、日本経由でドイツにかける、という携帯電話でレンタカーを借りました。
「ドイツ語?英語?」と最初に聞いてくれるレンタカー屋さんのおねいさん。
「英語、と躊躇無く言ってしまうわたし。
「オートマチックのレンタカーを明日借りたいのです。ありますか?」
「ユーバーリンゲンで借りて、返すのは別の場所の返却地でも大丈夫ですか?」
と聞いたつもりですが、なぜか、しっかりユーバーリンゲンに返却になっていました。
「時間は何時から可能ですか?」と聞くと、「9:00から」、とのこと。10:00ごろにレーマンさん
宅なので、ちょうどぴったりです。
とても高性能なGPS付きで170ユーロでした。借りた車のナビのガイドはドイツ語でしたが、
はっきりと言ってくれるので、とても聞き取りやすかったです。

レンタカー屋さんのドイツ語なまりの英語は聞き取りにくくて、何度も確認しながらなんとか予約。
でも確認した割りに、しっかりとは通じてなかったようで涙。
せっかく「とっさのドイツ」みたいな本を買っていたのに使うことはありませんでした。
つまりなくてもなんとかなる、ということですね。

でも、このあたりのことは思い出すだけで必死さがよみがえります。サバイバルでした。

オートマ、GPS付きAクラスの最新鋭の車を3日間借りて、170ユーロでした。

借りたのは、EUROPCAR です。

ユーバーリンゲンという、ボーデン湖畔の観光地にある小さな町のレンタカー屋さん。

 

一つ、日本では保険をフル装備で予約して8700円ほどプラスの予定でした。

が、結局これはキャンセルと共に返ってきて、そして、レンタカーを借りるときに保険を勧められることは

ありませんでした。

 

 

宿舎の汽車ホテルからの移動からして、トラブル続きだった件。

翌日です。

 

 朝6:30、バスでチューリヒへと向かうグループのみんなを見送りました。(グループについては別記事にて)

 

そして、朝焼けを見にお散歩。美しい空模様を見れました。

 

 

 

このあたりは観光地で、なんというか、軽井沢な感じ。

 

高原でもあり、雰囲気もとてもよく似ています。

 

そして、9:00にレンタカー屋さんへ行くには、8:30頃には出よう、ということに。

 

 

パッキングや掃除やごみ捨てや(ドイツのごみ捨てはやっぱりえらかった件も別記事で!)

いろいろしているうちに気づくと9:00.

 

そして再び WIFI繋がらず。バスの乗り継ぎも調べようがなく。

 

汽車ホテルの親切な社長さんにタクシーを呼んでもらうつもりでいました。

 

すると、なんと、どんなに呼んでも呼んでも、社長さんが出てきません。

 

いつも、朝から事務所におられるのに!

!今日は日曜日だから?

でも、事務所のどこかにタクシーの電話番号くらいありそう!きっとある、と信じて探しますが、

どこにもそれらしいものはありません。途方にくれて、とにかく誰かに訊こうと決心。

そこに通りかかった、汽車ホテルに滞在の様子のマダムに聞いてみます。

 

「タクシーを呼びたいのですけど、電話番号ご存じないですか?」

 

「タクシーは呼べませんよ。大通りに出て捕まえるしかないわよ」といわれ

 

「そうなの?!ありがとうございます!」と答え。このへんはドイツ語でした。

 

電話や仕事的なものは英語でも。道を聞くときなどはドイツ語のほうが、断然

 

返事の返ってくる率が上がります。

 

それにしても・・・

 

「大通りとは~?あの道のことかな~。タクシーなんて通るのかな?

レンタカー屋さんに着くまで、そしてそこからレーマンさんとこへ着くまで一体

どれだけかかるんだろうか?」

 

と思っていました。

 

そして、とうとう、パッキングを終えて揃ってお部屋に挨拶をして出発

事務所の前を通りがかったところに、社長が!

 

その時は、社長が大天使に見えました!

 

「わ~社長さ~ん、おはようございます!

 

タクシーを頼みたいのですが。番号はご存知ですか?」

 

と聞きましたら。

 

なにやら手帳をめくって、ないな~って感じで閉じて。

 

「タクシーでどこいきたいの?」と聞かれ、

 

「EUROPCAR」と応えると、

 

「そんなら、すぐ近くだから、わたしが送ってあげよう、

 

着替えてくるから待ってて」

 

と言われ。

 

そして、わたしたちのシーツを事務所へ運び入れるのを手伝い、出発。

 

そして、行く道々、ちょっとおしゃべりしていて、明日はナトゥラータに泊まるんです。

 

というと、なぜかわざわざ寄ってくれたのです。「ここだよ」と。

 

とても近かったのですが。

 

そして、その後、社長さんは、そこにいた若者に、道を訊いていました。

 

「知ってるけど、一応確認しただけ。すぐそこだよ」とにこにことして。

 

そして、ほんとうに3~5分でレンタカー屋さんに到着しました。

(今思うと、ちょっと分かりにくい道だったんですよね。私たちが散々迷っただけに)

 

 

社長さんにお礼をたくさん言って、お別れしました。

 

そして、このとき、お礼をお支払いするべきだったかも~と、日本に帰ってから気づく。

 

にこにこしておられたけれども、いくら近くてもねえ。失敗です。お手紙を書くかな~と思って今に至ります。

 

 

レンタカー屋さんで

到着したとき、すでに9:20くらいでした。

 

免許証と、国際免許証とを、提示して。用紙に住所をアルファベットで書きました。

 

それくらいです。あとは、鍵を渡されて、車を出してこられ、簡単な説明をして、

ガソリンのことは知っている?

はい、満タンにして、返すんですね。

すぐそこにもありますから、ガソリンスタンド。では、どうぞ。というくらい。

 

はやい~事務手続き。日本より早くない?

 

一抹の心配を覚えつつ、レッツゴー!

 

ボタンを押してエンジンをかけるのに慣れずに、しばし躊躇。

そして、右側通行左ハンドルを意識して運転開始!

ここで、もう少し説明を聞いておけばよかったなあ~とあとから後悔。

 

びっくりするくらいのどじなお話ですが、それは翌日のお話です。

 

 

出発直後とその翌日休憩まではちゃんと走ったのですよ!

 

 

いざ、タオライアーの産みの親レーマンさん宅へ出発進行!

ドイツのロータリー

 

交差点にはほとんど信号がありません。

 

かわりにあるのが、ロータリーです。

 

 

右へ右へと回ります。

 

ロータリーの中に入っている車が優先なので、入る車は譲りますが、

 

だれもまだ入っていないときは、最初に入った車がつまり優先。

 

そこで躊躇していると、いつまでも入れません。

 

流れに乗って、適当に入らないといつまでも、道を曲がれなくなってしまうのです。

 

言葉ではなかなか説明しづらいですね。

 

アウトバーン

 

ドイツの高速道路は完全無料なんですね!

 

どこにも、入り口なるものが無いのです!おそろしいことに!

 

ここから高速道路だよ、という合図が無いも同然なのです。

 

なんと!

 

人家が多い区域は、30kmの制限速度から、民家が減ってくると、同じような滑らかな道とはいえ、

 

なんの前触れも無く、50kmの制限速度になっています。

 

そして、70kmになり、100kmになり、130kmになるんです。

 

そのくらいの道になると、4車線だったりしますが、70kmくらいだと、二車線です。普通に。

へたすると、センターライアンがない。

 

ちょっとこわいんですけど?

 

これが一番面食らいました。

 

これを、50kmほど、走る間に、いつくかの村や町を通り抜けるわけです。

こちらは、制限速度に言われるままに走るわけです。ほとんど、ノンストップで56km走りました。

 

 なんでも、ドイツは、免許を取るまで、3年間仮免期間があるそうで、本免を取るのは、かなりたい

へんそうなんです。わたし運転には自信があったのですが、ちょっと自信喪失でした。

 ドイツ人、運転うまいです。

 いまでも、100kmの道をわたしが80kmくらいで走っているところ、空いた隙をついて、ブイ

ーんと抜かしていくのを思い出します。「流れに乗るのは上手いんで、大丈夫です」と、わたしの運転

を心配する先生に大見得を切ってましたが、その時先生は、「そうね」とおっしゃってましたが、

 

・・・先頭切って走るのはちょっと怖かったです~。

 

という、

 

そんなこんな どきどきのアウトバーン体験でした。

時間にしても、片道1時間弱ですから、すぐでしたが~。

 

あ、でも、いちど、道を間違えて。

GPSに入力を間違えて、

 

通りの名前を入れてしまったんですね。

町の名前と通りの名前を入れないと、

 

その通りは、結構どの町にもある名前の通りだったんです。

8kmはなれた隣町で、レーマンさん宅に着いた!と思って。ピンポンするも、

誰も出られない。お向かいの方に、聞いてみるも、

「こちらアンドレアス・レーマンさんのお宅ですか?」と訊きましたが、

「そうですよ」と言っておうちへ入っていかれて。

「?」

電話をすると、

「ぼくいま、通りにでているけど、誰も居ないよ?」と言われ、

「町の名前は?」

と言われて、「ほんとだ、間違えてました!」

「ごめんなさい!あと、8kmです。では、すぐに!」

と。

そして、数分後、無事到着。

 

ここかな~、電話しようかな~と思っていたら、レーマンさんが!登場!

 

感激でした!

 

というわけで、そんなこんな片道だけでもどたばたでした。

 

でも同行の友人は時々うとうとと眠れるくらいにはリラックスしていて、

怖かったのはわたしだけみたいなので、よかったです。

運転は全然怖くなかった、と言ってくれました。

そういう同行の友があるだけで安心材料になりますね。ありがたい。

 

さて、

 

レーマンさん宅で、作ったものについては、また別記事で書きますね。

ここでは、車の運転のことだけ書きますね。

 

あとふたつ事件がありました~

 

一つは、レーマンさん宅での制作を終えた

2日目、午後15:00くらいでしたでしょうか。

ご挨拶も済み、いざ、ナトゥラータへ!

ところが、ナビがそんな住所は無い、と断言する。

住所は間違っていない。

(ここでレーマンさんに訊いて到着地を入力して出発したら

よかったんですよね。でも、お忙しいだろうと遠慮するあまり、訊けなかったんです。

そして、途中で休憩に立ち寄ったパーキングで入力するも、やはり、ない、とナビが言う。

まあでも、レンタカー屋さんまで戻れば、すぐだったしね。ということで向かいました。

 

高速道路の脇に、時々、トイレ休憩できるところがありました。

 

そこは、日本のパーキングエリアととてもよく似ていましたよ。

 

 

エンジンがかからない?

トイレに行って、エンジンをかけようとしてもかからないのです。

ボタンでかかるはず。どうしたのかな~。

これまで、なんども、エンジンをかけているので、できるはずなんだけどな~どうしてかな~

取り説みてみよう~などなど、休憩の後にたっぷり10分はゆっくりしてましたか。

 

しびれをきらした同行の友人が道行く人に訊こうと言います。

ちょっと心配だったのですが、訊いてみました。

どうやって動かすか教えてもらえますか?と訊きましたよ。ドイツ語で。

ちょっと苦笑しながら、とっても親切に教えてくれました。

 

「まずブレーキを踏んで、ボタンを押すね。(かかりました)安全のためにとても大切。」

 

ブレーキを踏むのは、普段は、もう当たり前的にやっていたので、意識から無かったんですね。

 

パーキングに入った状態で、ボタンを押せばエンジンがかかると思ってて、かからない!となってしまった

わけでした。無意識に2日間運転していた、ということ。こんな恥ずかしい話、あるかしら?

 

 

そして最後のとどめ。

 

カーナビが住所を知らなくて困った件

 

17:00ごろにナトゥラータ近くに来ていました。わたしたち。EUROPCARのあるところは大きな

ショッピングモールと言うか、買い物がたくさんできるところだったので、少しゆっくり買い物をしま

した。

そして、そこで、レンタカー屋さんに会ったので、明日、ユーバーリンゲンの駅のどこに車を返せば

いいのか訊きました。すると、駅じゃなくて、ここ。と言います。え?駅でも同じ値段、って確認した

つもりだったのに。でも、わたしたち駅に行かないと、と言うと、駅まではタクシーと。

「よかったね~聞けて」なんて、のどかに話しておりました。

 

そして、ここから、3~5分のところにナトゥラータはあるはずです。

 

昨日の朝、社長に送ってもらったとき、ほんとうに近くでした。3分?5分?

 

どこからきたっけ?

友人の意見と一致しません。ちょっと走ってみました。着きません。

 

ショッピングモールに戻り、人に聞きました。

 

目の前のロータリーから2つめのロータリーを右に曲がって、そしたら左側にあるわ、

と言われたと思います。

 

シュタイナー学校へ行ってしまいました。

(ドイツで一番美しいシュタイナー学校と言われているそうです)そして、その目の前にナトゥラータはあるはず。

でも、どうやっても見当たらない。

 

そこから、わたしたちは、その目の前のロータリーを十字を切るようにして、その周辺をすっかりあまねく、

道という道を車で動き、その都度、近くを通る人にナトゥラータへはどう行けばいいですか?と訊き、

何度も見つけられず、最後にとうとうたどり着いたときには、19:40になっていました。たっぷり2時間あまり、

さまよっていたわけです。

 

これはなかなかすごい体験でした。友人が十字を切ったね、わたしたち、と行った時、ちょっと嬉しそうに

きこえたのですが。なにかしらのご縁をカルマを解消したのでしょうか。

 

でも、ここナトゥラータで、おいしくて安いサラダが買えて、よかった。美味しい食事をし、翌日に備えたのでした。

 

翌日は35kmほどのところのニースさんの工房を訪ねて、車を返して、電車に乗ってバーゼルに移動。

 

これも、なかなかなどたばたと、奇跡的なヘルプと、いろいろがありましたが。

 

またの機会に。

 

あ、レンタカーを返すとき。

 

ニースさん宅でお昼をよばれて、返す時間が14:00まで、と言ってたのが、遅れそう、となったときに、

電話をしてくれて、返却を1時間延ばしてもらいました。何の問題もないよ、ということで。料金も変わらず。

 

ガソリンを入れて返却したときには、(ドイツでレンタカーにガソリンを入れずに返すと、一リットルあたり、

500円くらいかかってしまうそうなのでお気をつけて、という記事を読んでいましたし、借りるときに注意して

くれました)

 

 

点検のお兄さんが、「はい、パーフェクトです」と言っておられました。よかった。

そう、パーフェクトでした。

 

途中、大変なこともありましたが、終わってみれば、楽しい思い出でした。

 

レーマンさんのところも、ニースさんのところも、車でなくては

とてもじゃないけど、たどり着けないところでしたから。

この冒険には意味があったなあと思います。

 

レーマンさんのところで鍛金の体験をし、楽器を製作させていただきました。

ミニタオライアーも見ていただき、アドバイスもたくさんいただき、ピンや

端材のおみやげまでいただきました。ここでの体験は別記事で!

 

ニースさんのところで素敵なライアーたちを体験させていただき、

そして、弦を作るところを見てきました。

 

やはりものづくりにとても惹かれるのだなあ、わたしは、と改めて思っています。

 

また機会があれば、このくらいの運転だったら、してもいいかな~と思います^^。

 

なにせ、とてもお天気がよく、美しい自然の中を走れたのですから。

 

友人が運転中の動画を撮ってくれているので、またいつかアップしますね。

 

まあ、とにかく無事でよかった。これに尽きます!

 

 

もしドイツで運転しよう、という方があれば、とにかく、右側通行、ということを忘れずに

運転すれば、大丈夫です。

 

この長文の記事に書きそびれましたが、一週間の研修中、汽車ホテルから、ブラッヘンロイテという

キャンプヒルまで、毎日15分のバスでの往復のさいに、しっかり、右側通行の運転のイメージを

予習しておりましたわたしです。

数日経ったころには、すっかり慣れていましたよ!

 

でもね、実際に運転を初めて、友人と運転の話をしたりして日本の話などをすると、ふっと左側に

走り出そうとすることがありました。ほんとに車が少なかったからこそそんなことになるのかなとも

思いますが、身体に染みこんだ左側通行には抗いようが無いというか、やはり、ひたすら意識的に

運転すること、これに尽きます。

 

安全運転をお祈りします!

 

 

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