思春期の子どもを持つ親の自分トリセツ

思春期の子どもさんとの関係性に悩む親御さんのために

思春期とは

第二次性徴という、ホルモンの分泌による身体の変化などの心と身体のアンバランスによる不安定な時期を言います。

成長の早い女子なら10歳くらいから前期思春期は始まっているとされます。11~14歳くらいまで

思春期を思春期前期(小学校高学年から中学生)と思春期後期(中学生から高校生まで)と分けて、

さらに、後期思春期は18,9歳~25,6歳くらいまで、と定義する場合もあり、その時その時で課題や問題も異なります。

前期思春期

前期思春期は 自我の目覚めと共に、お母さんと自分は別の人格だったと気づくときと言えます。9~10歳。

これをシュタイナーはルビコン期と名づけて特別な時期としています。10歳のことを、河合隼雄は「10歳のトンネル」と名づけました。

ルビコン

カエサルがローマ帝国を制圧する途中、ポンペイウスの反逆に対するためにルビコン川を渡ることを決意したときの「賽は投げられた」という言葉で有名な故事。後ろも敵、川の向こうも敵、という、死を覚悟した状態。でも、渡らないわけには行かない、文字通り決死の覚悟。

で、このことと9歳の時期がどう重なるのか?というと、

9歳くらいまでの子どもは、お母さんと一心同体の、夢見心地の雰囲気の中に生きている、とシュタイナーは言います。それが、9歳くらいになると、実は、お母さんとは、別の人間だということに気づいてくる。これから一人で生きていかなくてはならない、人生の荒波の中へたった一人で生きていく決心をする、そういう覚悟をする時期だというのです。

9歳、そんなおおげさな、と思われますか?わたしも最初にこのお話を聴いたとき、そう思いました。ですが、実は、人生でたった一度、入院した経験があります。9歳になって2週間でした。自律神経失調症(原因不明のときによく使われることがある病名ですね)というのですから、ほんとうに繊細な子どもだったのですね。

いま、もし9~10歳くらいのお子さんをお持ちの方ありましたら、ぜひ、そんな風に思ってみてあげてください。一生懸命、覚悟している。それをわたしたち大人はただ見守るしかできません。ただそういうまなざしで見てあげるだけでもサポートになります。

思春期前期

小学校高学年から中学校くらいまで

5年生というと、手足が伸びて、プロポーションの最も美しいときと言われます。この急な成長に体が追いつかないいらだちや、成長痛、ホルモンの分泌による身体の変化に戸惑う時期。

この時期に、言動が突然変わったり、気分が変わりやすい、など、周囲の人々が戸惑うことが起こりやすい時期です。

さなぎの時期

思春期のことを、シュタイナーは、蝶に変容する「さなぎ」の時期に例えています。繭の中で、どろどろに溶けて、そして、美しい蝶に生まれ変わる過程。

子ども達はまさにそんな大仕事の中にいる時期だというのです。実際、ホルモンバランスにおいても、そうですし、体の成長と心の成長とのバランスもそうですし、なにせ、生まれ変わろうとしているところなのです。 12歳くらいからは、身体の重さを感じ始める時期でもあります。

友人関係が狭くなりやすい時期ですが、それは、自分というものに気づいて、好きなことやそれを共有する友人を選び始める時期で、多くの場合心配は要りません。

それまでは、たくさんのいろいろな友達と遊べても、この時期からだんだんと親友というものができてくる、と言います。じっくりと自分を見つめる時期にはいっていきます。一般的に。

14歳という危機

9歳と14歳と17歳という3つの危機についてシュタイナーは語っています。

14歳、社会と自分との折り合いをつけていく時期で、どう生きるか、友人関係や、親との関係をどうしていくかということで悩むことが多い時期。一つの絶望を生きている時期でもあります。そんな風に見えない子でも、言わないだけかもしれませんし、いつもいらいらしている子などは、身体の中の大仕事に翻弄されているわけで、仕方が無い時期でもあります。

目に余る行動以外は、なるべくそっとしてあげたい時期ですが、かといって、親として全く仕事をしないわけではありません。それについては後述します。

思春期後期

前期よりは精神的にも少し安定し、この時期は、性的にも成熟してきます。この時期は、異性を求める時期。恋はホルモン異常という名言がありますが、まさしくこの時期は恋愛について興味関心が盛んになる時期です。

17歳の危機

 進路について生き方について考え始め迷う時期。自分のことがだんだんと分かり始める。それゆえに悩む時期です。

また、19歳は日本では女性の厄年ですね。(数えですから、満年齢で言うと17~18歳となります。)男性は25歳、やはり数えですから、満年齢では23~24歳。なんとなく、自分の進路などは決まってくるけれども、ほんとうにこれでいいのだろうか、と迷う時期でしょうか。

後期思春期

高校生くらいから25,6歳、遅くは30歳くらいまでも、分類に入れる研究者もあるということです。自立に向けて迷う時期と言っていいでしょうか。自分とは何者か、ということで迷う時期。シュタイナーは、とりわけここに言及しているわけではなく、現代におけるテーマかもしれません。

こうしてみると、なかなか人間とは苦しい生き物ですね。

ただ、そんな風なまなざしで見てあげることが一つのサポートになると信じます。なのでここに書いています。

押し付けられるのは誰しも嫌なものですが、理解しようという試みは恩寵だと思います。分かったつもりで接するとまたこれはウザがられること必須です。

なので、このことを思春期真っ只中の子に話しても、嫌な顔をされるだけだと思います。ただ彼らを取り巻くわたしたち親は、想像することだけ許されている。

大変な時期なのだろうなと思って、そしてそう思っていることはおくびにも出さずに接することができるといいなと思います。

アドラー心理学に学ぶ子育ての極意

思春期の子どもを目の前にして、どうしようか困っている方へ。アドラー心理学では、特に思春期を区別しません。なので、ここからお伝えする智慧は、思春期に限らず有効です。これは、実は、日本にアドラー心理学を紹介した野田俊作先生が開発した子育てプログラム『パセージ』に学んだことを私が自身の子育ての中で活用してきて、ここまではシェアしていいかなと思うところを記しています。本来は、2ヶ月で8回コースの『パセージ』にご参加されたほうが絶対いいのですが。かの『嫌われる勇気』をきっかけに、今、アドラー心理学はたくさんの智慧が流布しています。ちなみに『嫌われる勇気』も、『パセージ』を受けた方には一目瞭然、パセージを下敷きにされています。が、アドラー心理学を実践すると、決して嫌われるようなことはないはずなんです。いかに目の前の人を尊重し、信頼するかということが一番大切なことなのですから。もちろん、アドラー心理学をしっかり学んだ方には誤解はないと思われますが、一応書いてみました。それでは以下に、親としてできるワークをいくつかご紹介します。

どんな大人になって欲しいですか?

たとえば、夢を実現する人になって欲しい、などという場合は、どんな夢なのか、何でもいいので、具体的に考えてみてください。

ここで、自分が親の期待に応えられなかった経験があって、期待をすることが怖い、とか、自由に生きて欲しい、という願いをもっていたりすると、(かくいうわたしがそうでした)子どもは迷子になってしまう、といいます。もちろん、押し付けるのではありません。なにかしらの目標をわたしたち親が示してあげることで、それに対して子どもは「No」ということも「Yes」と言うこともできると、野田先生はおっしゃいました。

確かに。

私自身も、親から「こうあるべき」と言われたことに反発して大学進学を決めてその後の進学などがあったといえます。全ては「No」反発から始まりました。

そして、この「こんな大人になってほしい」という願いをいつでも、頭の隅において、今の自分の子どもに対する対応(行動)は、そこへ向かっているかな?と点検して暮らすという提案です。

子どもはどうやっても私たち親を見ているので、わたしたちがどういう風に考えてどういう風に行動しているかということをしっかり感じ取っています。

いつでも理想を思って、それに向けてできることをしっかりすること自体、子ども達の成長にいい影響を与えると思いませんか?

たとえば、朗らかな大人になってほしいと思っていたとしたら、今、わたしたちがいつも不機嫌でいては、子どもは朗らかになるでしょうか?たとえば、そういったことですね。

もちろん、いつも完璧にはできないので、頭の片隅において、ということなんです。

そして、この方法でとてもうまくいく信念というものがありまして。

わかりやすく簡略化してくれているのでやはりご紹介させてください。これはもういろいろな本でもすでに紹介されているので、ここで紹介してもそう問題はないかなと思うものです。

次の二つの信念。

いろいろな願いがありますが、以下の二つにそぐわないことはあまり無いでしょう。という提案ですが、実際に、これは、チェックしやすいのですね。

二つの信念「私は能力がある」「人々は仲間だ」

この二つの信念が育つことで、自立して社会と調和した大人になり、世界に貢献できる人になれる、ということです。

(まずは、わたしたち大人が、この信念を持って日々生きているかをチェックしたいことです。もし、まだ育っていない場合は、いくつかおすすめのワークや瞑想があります。なので、一つだけ、次に書きますね)

自己肯定感を上げるワーク

代表的なものは、「感謝の日記をつける」

これは毎日でなくてもいいので、数日に一回でも大丈夫。どんなささいなことでも、「お天気で遠くの山がすっきり見えた」「小学校時代の先生のことを思い出した」「宅配のお兄さんがイケメンだった」「洗濯機が動いてくれている」などと、どんなことでもいいのです。たくさん書けばもちろんそれだけ良いと思いますが、この感謝の日記を付けることで、わたしたちが平凡な暮らしを送るためにどれだけのことがおこなわれているのか、ということに思いを馳せることができるようになります。これは、10年ほど前に参加したスピリチュアルワークにて野田先生がおっしゃっていたことです。(ちなみに【感謝の日記】を一週間に一回付けることで、貯金の額も上がるという統計があると、Daigoが言っていました!うちの家族みんな大好きなんですDaiogo)。

それでは、次から本格的に学んでいきます。

不適切な行動に注目しない

極意その1

ここからですね!

思春期の子どもに困っている親御さんにご紹介したいことです!気になって仕方がないことに注目しないとは!でも、これができるだけでもすごく不適切な行動が減るので、とてもおすすめです。だまされたと思ってやってみてください。それでほんとうにいいの?と思うと思いますが、「心配は百害あって一利なし」ぜひとも心配を手放してみてほしいです。(そのためにも、わたしの一押しのタオライアーがあります)

同時に適切な行為に注目する

これ、とても大切。不適切な行動に注目しないで信頼した、としているだけだと、まるで無視しているみたいになってしまいがちなのが、この思春期。

子どもの不適切な行為に注目せずに、適切な行動を探し出して、そこに注目するのです。

これが効果絶大です。

関係性に悩むどんな人にも「使える技」です。

もし浮気を疑っている夫さんがいても、これを実践するだけでも、変わってきますから。

といって、読んだだけでは大変でしょうから、そこはやはり、相談されてください。ヒーリングを受けに来られた方がそうしたお悩みがある場合、お話もさせていただきます。

するとみなさま、ほんとうに納得した、という表情でお帰りになります。パートナーのあるなしにかかわらず、お子さんのあるなしにかかわらず、あらゆる状況についてなにかしらの解決の糸口を指し示させていただきますので、どうぞご遠慮なくおしらせくださいね。すみません。あまりに押しなもので、つい宣伝してしまいました。

さて、不適切な行動。これは思春期になるととても増えます。だから困ってるんですものね。そこに注目しない。注目すると、それは増えます。

一日は24時間しかない。適切な行動に注目することで、適切な行動が増える。

適切な行動が増えれば不適切な行動派減っていく、という仕組みです。

パセージで学ぶと、この部分はとても丁寧に学びます。全国で開催されているので、ほんとうにぜひとも、実際に参加して体験していただきたい。

たとえば、うちの子も、一時期、挨拶をしない、という不適切な行動がありました。夫は、挨拶くらいできないと、「将来損する」ということで、説得を試みるもあえなく撃沈。「学校ではしてるよ」「家でなんでしないといけないの?」ぷんぷんとしている娘に本気で説得にかかろうとする夫。

ですが、これは「注目」になります。

できることなら、ここは注目せずに、こどもが挨拶しなくても、わたしたちは挨拶をし、今日も元気でよかった、と上機嫌で接する。今朝も起きて来た。朝ごはんも食べれた!という風に見ます。そこで、「食べてくれてありがとう」、と言うことができれば、それはかなり大きな一歩です。でも、そこはお任せします。不適切な行動に注目するのが無くならない内にはこれはしない方がいいです。スカート短いねとか、こんなことして、などと小言を言いながら、一方で「食べてくれて嬉しい」などと言っても子どもは混乱して、逆に怒られてしまいます。

ここでは、さしあたり、わたしにとって都合のよいことでよい、とされます。

だんだんと、勇気付けができてくると、世の中に貢献する、ということが自然に適切な行動の基準になってきますが、まずは、超個人的な理由で、適切かどうかを判断してもいい、と言われます。

「何があっても、子どもの味方でいてあげてください」とは、アドラー心理学の「パセージ」に書いてある言葉です。

万一、全人類を敵に回すことがあっても、わたしは子どもの見方をする。それくらいの覚悟で全力で見方をしてあげてください!という勢いでした。

夫に、「挨拶はね、大丈夫、またできるようになるから、今だけ、できないの、見守ってあげて」と頼みました。

ついこの間まで愛くるしくてわが家のアイドルみたいに笑顔を振りまいていたのに、突然、笑顔の出し惜しみみたいになって、こちらもとても戸惑います。でも、それも成長の証です。

当時の娘の「不適切な行動」とは、挨拶をしない、不機嫌な顔をしてぶっきらぼうな態度を取る、課題を出さない、朝起きにくいなどでした。

「適切な行動」とは、「よく朝抜くこともある朝ごはんを食べた」「夢中になれることがある」、「仲のいい友達がいる」、「担任の先生とうまが合う」「たまにみせる笑顔がかわいい」などなど。これら、適切な行動に注目して、共感したり、感謝したり、言葉や行動に表せると、それがそのまま、勇気付けになります。

アドラー心理学では誉めることをしません。

共に喜ぶことと違って、誉めることは、上から目線になりがちなのと、賞を求めるようになる傾向があります。誉めないで、共感する。驚くなど。わざとらしくならない範囲で。

勇気付けの子育て

子どもを勇気付けるには

・話を聴くこと。お話をしてくれることがあれば、いつでも一生懸命聴きましょう。これがとても大きな勇気付けになります。わたしたちも、自分の話をさえぎらずに最後まで聴いてもらえたらすごく嬉しいですよね。

聴き方

についても『パセージ』でたくさん学びます。

ロールプレイなどして練習もできます!すごい発見があるんですよ。

中でも重要なのは、途中で口を挟まずに

・最後まで話を聴く。(超重要です!これができると、子どもあるいは、目の前の人は相談があるときでも、自分で解決策までたどり着いたりします。)

・面と向かって、相槌をうちながら、聴くなど。

質問をしてあげるときは

イエスかノーで答えられる問いよりも、5W1H(いつだったの?どこで?誰と?何を?誰に?どのように?など)を使って聴く、という方法や、推測・予測を想像力をたくましくして、訊いてみるなど。これらも、『パセージ』のコースの中で練習があるんですよ。そこでは個人情報なので、安心して学べるためにお約束があり、そこで聴いた話はどこにも出さない、という原則です。本人さんに許可を取れる場合、例外あり。

関係がこじれているときはどうするか?

なによりも、ついつい不適切なところに注目して注意をしてしまうことが習慣になっているとしたら、できることはまず

口をださない

不適切なところに注目するのが癖になっているときは、それがなくなるまで、とにかく口を出さないようにすだけでも、変わります。最初は、こちらの変化を敏感に感じ取って、試すようなことをしてきます。これでもか!というような。それでも、とにかく注目せずにいる。できれば、その場から離れて、クールダウンできたら戻るなど。対応策があります。(でも、「感謝のノート」を書いたりしているうちになにか変化が起こりますから、そこですかさず、感謝を口にしたりできるとよいですね)。

素直になれないとき

ここでありがちなのが、なにか権力闘争のようになってしまって、「感謝したら負ける気がする」と言って意地を張っていたら、それは全く勇気付けになりません。

けんかに勝っていては勇気付けにならないのです。

こじれてこじれて「復讐」や、「無気力の誇示」になっているときは、専門家の助けが必要とされます。アドラー心理学の家族コンサルタントや臨床心理士の先生に相談することが出来ます。

不適切な行動で注目を引いている場合は、適切な行動に注目をしてあげることで不適切な行動は減っていきます。

課題分け

勇気付けが出来るようになってから取り組みたい課題分けです。

子どもの課題

(学校の勉強や友達関係や、栄養安い民をどれだけとるか、健康管理など)と

親の課題

(心配)とを分けることや、

共同の課題

にすること、そのためのお約束がしっかりとあって。その通りにすると、安全です。『パセージ』ではまだまだたくさんの貴重な智慧が学べます!

わたしにとってはエッセンスと思えるところだけここに書いておきますね。

・子どもの課題には、口を出さない。尊重して見守ることで勇気付ける。

・また、失敗から学ぶこともたくさんある。それも含めて尊重する。

このあたりは、『パセージ』の醍醐味になってきます。

でも最初の課題ができているかどうか、それがほんとうに全てを左右します。逆に、そこができていないのに、先に進んでも全く意味はないのです。

仲良くするだけなら、ここまでで十分にできます。でも、ここからほんとうは、自立して社会と調和した大人になってもらうためにまだまだできることがありますね。

そこで提案されているのは「家族会議」です。一人一人がそれぞれ意見を自由に表現できる場を提供すること。なかなかできなかったのですが、これからやっていきたいです。

最初の課題不適切な行動に注目せずに、適切な行動に注目する、という勇気付けができれば、危機は脱出できると思います。出来ないときは、やはり不適切な行動にどうしても注目してしまうのだと思います。

コツは、やはり瞑想をお薦めしたいです。終わったことを水に流すという瞑想です。ただ次の瞬間に新しく生きるという勇気を持つという瞑想です。まっさらのわたしになって次の瞬間瞬間を新しく生きる。

反省すべきはして、誤るべきは誤り、そうしたら、忘れる。

そんな風にしていると、最初は戸惑う家族も、だんだんと慣れてきます。

そして、自分の手には負えないと思ったら、専門家の相談を受けるのがお薦めです。

ここで、一つ、自分自身の思春期のことを思い返してみましょう。

自分の思春期のことは覚えていますか?

母親とはとても仲良しでしたが、権威的な父親とは仲が悪く、わたしは、中3から3~4年の間、ほとんど口をきかないという子どもでした。

一方、娘は夫ともわたしとも、口をきかないということはなく、ただ「おはよう」と「ただいま」を言わない、というだけでした。表情は確かにほぼ無表情ではありましたが。なので、私的には全然大丈夫な範疇でした。実際、1,2年ほどしたら、いや、もう少しあとでしたかね。いつの間にか挨拶もするようになりました。自分で気づいて言っていました。いまはもう関係性においては、何の問題もないほど、すっかり仲良しです。彼女自身は、いまだに、まだ気分が上がったり下がったりと忙しいことも多いです。でも、そんな時期だものね、と見守っています。

わたしはアドラー心理学を学んでいたので、ほんとうにラッキーでした。実は、件の挨拶の一件の前に、彼女の趣味について一度口を出したことがあります。「ママはそれあんまり好きじゃないな」というような。もうてきめんに、不機嫌になり、すっかり目を合わせなくなりました。11歳くらいの頃。必要なことは話すのですが、完全に心を閉ざされている、と感じる様子でした。あわてました。

というか、その趣味について、わたしはこの時、夫に相談したんです。ボーカロイドの曲なんか聴いてオタクになったらどうしよう、という感じだったかなと思います。夫に軽蔑のまなざしで見られて、「人の趣味をどうこう言う資格あるの?」的な反応をされて、自分に少し気づくことができました。どんなにいいものであっても、人に自分の趣味を押し付けることなんてできないですよね。そして、人の趣味にいちゃもんつけるなんて言語道断です。親子だから、してもいいと思ってしまったんでしょうか。とんでもないですね。

一度、崩れた関係性も、そこから、一生懸命、不機嫌なところには注目せずにいて、適切なところに注目するようにしていましたら、挨拶以外は、普通に話をしてくれるようになるまで、結構あっという間でした。

タオライアーの威力

昨年、タオライアーがうちにやってきました。息子と違ってむすめは滅多にヒーリングを受けたりしませんが、それでもごくごくたまに落ち込んでいたりすると、受け手寝る?と言って寝る前にヒーリングをしてあげることがあります。

すると、「なるほどね」と言って、お布団の中でにっこりしてくれるのです。

もしいま、思春期の子を目の前にして、この不機嫌を体現したような人に対してどう接したらいいのか?、と途方にくれている方、このタオライアーヒーリング、お薦めします。お子さんに受けてもらうのはなかなか難しいでしょうが、ご自身にどうぞ。ハイヤーセルフの声が聴ける、と言われるタオライアーヒーリング。まずは、そうか、いま、「さなぎ」なのか~。なら仕方ないな、と思ってあげるとか、あるいは、ご自身の思春期を思い出すとか、パートナーの思春期を聞くとか、もちろん、できることはたくさんあると思いますけれども。

タオライアーヒーリングを受けると、そういう考え方を受け入れるのがとても簡単になります。

もしも、子どもがお隣の子、あるいは、おじさん、おばさんだったら?

それから、もう一つ、とても有効な対策として、これもアドラー心理学で学びましたが。

思春期のわが子、わが子は自分の分身だと思うから問題行動だと思う。これが、もし、隣のお子さんとか、おじさんやおばさんだったら、と想像してみる。

もし、不機嫌なお隣の人がいたら、(まあ、居間に転がっていたりありえないんですが)まずは、その場から立ち去りますよね。「あら、どうも失礼しました。」なんて感じで?

相手は礼儀知らずでも、こちらは礼を尽くす、までするかどうかは自由ですが、普通にふるまえばいいんですよね。

そんなふうにしていると、だんだんと、いろいろお話してくれるようになります。

たくさんお話すること。正解や正しいことをするとか決めることではなくて、ほんとうに対話をたくさんして、お互いを理解しあおうとすることが、なにより重要だというのが、学んだことです。

わたしは、正しいことじゃなきゃだめだと思っていました。そうじゃない。そうなんですか?

実際、正しくしたいからと言ってわたしたち、いつでも間違わずに生きることができるとは限りませんね。大いなる宇宙空間の中のわたしたちときたら、ほんとうに砂粒にもならない小さな存在です。それがこんなに地球を汚して暮らしていて。それが宇宙に対してどんな影響を及ぼしているのか、誰にも正解はいえないですよね。シュタイナーは、ここで、人の可能性ということを言っていて、死ぬときに人間は地球に栄養を与えていく、といったこと。そして、わたしたち一人一人が自由を得たとき、宇宙からは、この人がまるで星のようにきらめくというようなことを言っています。(参考まで)

そんな自由を獲得するためにも、子どものお話はたくさん聴きたいですね。そのためには聴き上手になりたいですね。

メールセラピーでは、こんなアドラーの知恵なども少しシェアしています。

どうぞご登録ください。

そしてシュタイナー教育の体験も富山ではいろいろできます。わたしが関わっているものでは、月に一回のオイリュトミー講座や、不定期の言語造形、季節毎の神秘劇勉強会、魂の暦を季節ごとにオイリュトミーで動くなど、いくつもの意義深い催しを開催しています。次回オイリュトミーは4月7日(日)13:30~

6月23日(日)13:00~15:00サンフォルテフェスティバルにWSで出展します。要申し込み(09028393918大坂まで)

4月7日10:00~言語造形・神秘劇勉強会

神秘劇と魂の暦は4月21日(日)10:00~

Osho瞑想会も、月に1回のペースで行っています。

次回は4月12日(金)13:00~15:00。詳細はお問い合わせください。

そして、タオライアーの体験講座を、富山や東京で開催しています。

また、これも全国にソウルサウンドライアーの仲間がたくさんおられて、素敵なセッションをされているので、ぜひお近くのオーナーさんを探してみられてください。近く、全国のリンク集ページを作りますね。

まとめ

思春期についての言説をみることで、理解を促しました。身体の成長や、ホルモンの分泌など、まさに、体はシュタイナーの言う「さなぎ」の状態。いらいらしやすい、不機嫌、感情が乱れやすいなど。そばにいる人も翻弄されがちです。「大変な時期だね」という理解あるまなざしでおおらかに見守ってあげたいものです。

アドラー心理学に学んだ智慧を一部シェアしました。『パセージ』に参加されることが一番お薦めですが、どうしてもいかれない場合は、せめて、「感謝のノート」をつけましょう。

そして、子どもさんに対してどんな大人になってほしいか、具体的な言葉で考えてみる。

それから、不適切な行動に注目せずに、適切な行動に注目する、と決めてやってみる。

こんな言葉があります「もう決して人を支配しないで暮らすと決める」

なにかと支配的な(良かれと思って)行動に出てしまう私たち親にとって耳のいたい言葉です。まずは、私たちから実践することで、互いに尊重しあい、信頼しあえる関係性を築けるのであれば、それはどんな犠牲を払ってもしたいことではないですか?

そして、過去のことは忘れて今この瞬間から新しく生きる選択をすることを提案しました。それを助けてくれるタオライアー。ヒーリングもいいですが、自分で制作すると、いつでも432Hzの癒しの波動を響かせることができます。おすすめします。自分を彫る体験です。いろいろなものが出てきます。出てくることがお祝いです。

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